1 / 10 月明かりの大理石便
川の向こうの白い月
インド北部アーグラ、ヤムナー川のほとりに着くと、ソラとハトのサフィは足を止めました。川の向こうに白いドームが浮かび、四本の塔が空をそっと支えています。光と水と大理石が、一日の物語を映すという合図を、風がそっと運んできます。ソラは地図の上で山の高さを指でなぞり、遠くまで来た人の道のりを想像しました。目の前の景色は、自然と人の時間が同じ場所で重なった一枚の絵です。
もうひとつの手がかり!
地図で場所を確かめると、遺産は遠い国の点ではなく、山や海とつながる暮らしの場所だと分かります。
COEIROINK・ふつう
