潮(しお)がひらく空中(くうちゅう)のお城(しろ)
ソラとカモメのミエルがモン・サン・ミシェルで砂の海の向こうを体験している場面1 / 10
潮(しお)の時計台(とけいだい)を訪(たず)ねて

砂(すな)の海(うみ)の向(む)こう

フランス北西(ほくせい)部(ぶ)、潮(しお)が満(み)ち引(ひ)きする湾(わん)の小島(こじま)に着(つ)くと、ソラとカモメのミエルは足(あし)を止(と)めました。砂(すな)の海(うみ)の向(む)こうに、尖(とが)った修道院(しゅうどういん)が空(そら)へ積(つ)み上(あ)がっていました。建物(たてもの)と湾(わん)のリズムが一緒(いっしょ)に動(うご)くという合図(あいず)を、風(かぜ)がそっと運(はこ)んできます。ソラは地図(ちず)の上(うえ)で山(やま)の高(たか)さを指(ゆび)でなぞり、遠(とお)くまで来(き)た人(ひと)の道(みち)のりを想像(そうぞう)しました。目(め)の前(まえ)の景色(けしき)は、自然(しぜん)と人(ひと)の時間(じかん)が同(おな)じ場所(ばしょ)で重(かさ)なった一枚(いちまい)の絵(え)です。

もうひとつの手がかり!

地図(ちず)で場所(ばしょ)を確(たし)かめると、遺産(いさん)は遠(とお)い国(くに)の点(てん)ではなく、山(やま)や海(うみ)とつながる暮(く)らしの場所(ばしょ)だと分(わ)かります。

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COEIROINK・ふつう