山(やま)をこえて続(つづ)く龍(りゅう)
ソラとツバメのミンが万里の長城で龍の背中に乗るを体験している場面1 / 10
長城(ちょうじょう)の風(かぜ)を追(お)って

龍(りゅう)の背中(せなか)に乗(の)る

中国北部(ちゅうごくほくぶ)の山々(やまやま)と草原(そうげん)をまたぐ長(なが)い防衛線(ぼうえいせん)に着(つ)くと、ソラとツバメのミンは足(あし)を止(と)めました。尾根(おね)から尾根(おね)へ、石(いし)の壁(かべ)と見張(みは)り台(だい)が龍(りゅう)の背中(せなか)のように続(つづ)きます。壁(かべ)は一本(いっぽん)ではなく、時代(じだい)と土地(とち)の記憶(きおく)が重(かさ)なるネットワークという合図(あいず)を、風(かぜ)がそっと運(はこ)んできます。ソラは地図(ちず)の上(うえ)で山(やま)の高(たか)さを指(ゆび)でなぞり、遠(とお)くまで来(き)た人(ひと)の道(みち)のりを想像(そうぞう)しました。目(め)の前(まえ)の景色(けしき)は、自然(しぜん)と人(ひと)の時間(じかん)が同(おな)じ場所(ばしょ)で重(かさ)なった一枚(いちまい)の絵(え)です。

もうひとつの手がかり!

地図(ちず)で場所(ばしょ)を確(たし)かめると、遺産(いさん)は遠(とお)い国(くに)の点(てん)ではなく、山(やま)や海(うみ)とつながる暮(く)らしの場所(ばしょ)だと分(わ)かります。

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