1 / 10 森と石のアンコール便
堀の向こうの塔
カンボジア北西部シェムリアップ近郊の森に着くと、ソラとサルのチャンは足を止めました。大きな堀の向こうに塔がそびえ、木の根が石の門を抱いていました。水と森を設計に取りこんだ巨大な都市という合図を、風がそっと運んできます。ソラは地図の上で山の高さを指でなぞり、遠くまで来た人の道のりを想像しました。目の前の景色は、自然と人の時間が同じ場所で重なった一枚の絵です。
もうひとつの手がかり!
地図で場所を確かめると、遺産は遠い国の点ではなく、山や海とつながる暮らしの場所だと分かります。
COEIROINK・ふつう
